長野遠征記録地獄

2009年03月01日

命のオーディション

3d218a92.jpgひたすら山に籠もって剪定の毎日です。
昨年に実を付けすぎて、
今年は良好な結果母枝が少ない。
今になって失敗に気付いたけど、
去年までの自分の剪定技術ではこうして隔年結果を招いてしまう。
毎年安定した収穫量を確保するにはどういう樹形にしたらいいか?

先週、農業試験センター能登分場に行ってみっちり個別に剪定講習を受けて来ました。
いろんな試験データも見せてもらいました。

で、決断!
思い切って今年から低樹高栽培に切り替えることにしました。
枝の数は今までの半分以下に減るけど、
一本の枝の着果数は大木剪定時の3倍には増える。
昨年、自分でも見様見真似で数本低樹高仕立てにしてみました。
今見たら、
明らかに他の樹と結果母枝の太さ長さ、さらに花芽の数、大きさまでも違う。

より根に近い低い樹高で活発な結果母枝を育てる!
そうして成った果実の方がサイズ、形も安定して糖度も高いことも判明。
果実の出来は枝の太さ長さにしっかり比例しているんだと4年目にしてやって実感できた。
ちゃんと勉強と観察しとかないとなぁ。。。

ただ、低樹高仕立てにするリスク。
バッサリ心抜き(中心の太い枝を伐採)するので、
今年に限ってはかなり収穫量激減します(;_;)

でも、上手く徒長枝が育てば来年以降は良好な結果母枝が多くなる…はず。

土壌改善もまだまだ整ってないし、
さらに今年から農地が3倍以上に増えた。
長い目で品質、収穫量を安定させるためにも今年は目先の結果だけにこだわらない。


来年の今ごろ、
今と見違える結果母枝が育っているかなぁ…
夢のある仕事です(^_-)☆


km3921 at 13:29│Comments(2)│ │携帯から 

この記事へのコメント

1. Posted by sandaimeD   2009年03月02日 20:28
僕も明日からやっと栗の剪定に入る予定です。
なるほど、今年一挙更新しますか!
チェーンソーが呻りますね!

一本一本の栗と対話して、一生懸命世話をする。栗の木は絶対嘘はつかないから誠実な関係ですよね。豊作になった時は心が通った気持になって本当にうれしいですね。

僕もおいしい栗の収穫を夢見て明日から頑張ります! 
2. Posted by かずひろ   2009年03月11日 19:33
>sandaimeDさん
お疲れさま、大ちゃん(^o^)
一切の迷いを断ち切って一挙更新してるよ☆
見る見る低くなって枝がなくなって、
恐ろしく殺風景な栗園になっていく^^;
栗の樹たちも今こそそれを望んでいると・・・思ってます。
がんばろうぜ!!!

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