2010年03月
2010年03月17日
2010年03月15日
2010年03月14日
2010年03月12日
降りかかる運命
突然ですが、
栗園をもうひとつ増やします!
昨日、急に決めました。
金山地区の栗園から車で2分ほど、
同じ金山地区内で80アール・200本以上の栗の樹があります。
仕入れ先の栗農家さん(76歳)が昨年秋の収穫後より体調を崩し、
ずっと金沢医科大学病院に検査入院されていました。
昨日、一時退院されたと聞きご挨拶にお邪魔してきました。
身体は痩せ細り、薬の副作用で顔はむくみ・・・別人のようでした。
僕にとっては、能登の元気なおじいちゃんの代表のような方。
かなりショックでした。
実は、昨年末の入院中、
「栗栽培はもうできんかもしれん。あんたにやってもらえんか」とお電話いただいてました。
その時は、突然の病で弱気になって出た言葉かと本気にしていませんでした。
それに、僕自身についても昨年農地を3倍に拡大したばかりでもう手一杯です。
この先さらに農地拡大をするつもりは毛頭ありませんでした。
「Nさん、引退はまだまだ早すぎますよ。
今はしっかり休んでおいてください。暖かくなったらまた元気になりますよ」と、
栗園を請け負うことについてはお断りしました。
いつもは誰よりも早く年内に剪定を終わらせちゃうNさんの栗園。
年が明けて2ヶ月経ち、
たまに帰り道に立ち寄ってみると、
今だにほぼ昨秋収穫後のまま、もちろん剪定していません。
雪かきの跡もなく、人が入った形跡もなし。
昭和51年に開墾して33年。
僕が知る限り、最も栗栽培に手をかける能登栗農家さんの1人。
実際、今まで僕も分からないことがあれば真っ先にNさんに相談してきました。
栗の品種、剪定の技術、施肥の時期、枝の伸び具合・・・。
焼き栗販売を始めることになった時も、
販売量を補うためNさんに仕入れをお願いしたところ、
ひとつ返事で全収穫量を僕に卸してくださいました。
間違いなく、Nさんの助けなくして僕のこの4年間は成り立っていません。
そんなNさんの育てた栗の樹たちが野放しになるのは・・・あまりにももったいない。(泣)
一度断ってはいるもののずっと心に引っかかっていました。
そして昨日。
Nさんに会って栗園の今後について聞くと、
「寂しいけどもうお終いやわ」と。
他の農家さんとか行政に当たったりしたのか質問すると、
「それはせん。あんたに頼んで断られたらもう諦めるつもりだった」と。。。
「Nさん、俺やりますね!」
って、答えちゃった。
(あっ、答えちゃった)って思ったけど、
33年の結晶をわずか4年の付き合いの僕に託してくれる思いに感動しちゃって。
散々助けてもらって、まだ何も恩返ししてないし。
これはやるしかない運命なんだと感じました。
何より、Nさんの安心した笑顔を見たら、
不安よりも何かこれが当然の使命のような気がしました。
とはいえ、一番望ましいのはNさんの体調がまた戻ってくれること。
だから、正式な農地借地契約はまだ結ばないことにしました。
もちろん今年の借地代は払いますが、
来年以降、もしNさんが現場復帰できたら即お返ししますよという条件。
とりあえず今年は、
“将来的な引き継ぎを見据えた一時預かり契約”といったところです。
さて、今年のスケジュールを1から練り直さねば。
まず剪定!
今の金山の栗園(1.5ヘクタール)の剪定はあと2日で終わります。
それから当目(4ヘクタール)の剪定に丸1ヶ月。
で、春の焼き栗販売と並行して、
新しい金山の栗園(80アール)の剪定を5月末までには終わらせたい。
5月に剪定なんてあまりにも遅すぎるけど、急なことなので仕方ない。
めちゃくちゃハードな1年になるけど、
やれるだけのことをやります!!!
栗園をもうひとつ増やします!
昨日、急に決めました。
金山地区の栗園から車で2分ほど、
同じ金山地区内で80アール・200本以上の栗の樹があります。
仕入れ先の栗農家さん(76歳)が昨年秋の収穫後より体調を崩し、
ずっと金沢医科大学病院に検査入院されていました。
昨日、一時退院されたと聞きご挨拶にお邪魔してきました。
身体は痩せ細り、薬の副作用で顔はむくみ・・・別人のようでした。
僕にとっては、能登の元気なおじいちゃんの代表のような方。
かなりショックでした。
実は、昨年末の入院中、
「栗栽培はもうできんかもしれん。あんたにやってもらえんか」とお電話いただいてました。
その時は、突然の病で弱気になって出た言葉かと本気にしていませんでした。
それに、僕自身についても昨年農地を3倍に拡大したばかりでもう手一杯です。
この先さらに農地拡大をするつもりは毛頭ありませんでした。
「Nさん、引退はまだまだ早すぎますよ。
今はしっかり休んでおいてください。暖かくなったらまた元気になりますよ」と、
栗園を請け負うことについてはお断りしました。
いつもは誰よりも早く年内に剪定を終わらせちゃうNさんの栗園。
年が明けて2ヶ月経ち、
たまに帰り道に立ち寄ってみると、
今だにほぼ昨秋収穫後のまま、もちろん剪定していません。
雪かきの跡もなく、人が入った形跡もなし。
昭和51年に開墾して33年。
僕が知る限り、最も栗栽培に手をかける能登栗農家さんの1人。
実際、今まで僕も分からないことがあれば真っ先にNさんに相談してきました。
栗の品種、剪定の技術、施肥の時期、枝の伸び具合・・・。
焼き栗販売を始めることになった時も、
販売量を補うためNさんに仕入れをお願いしたところ、
ひとつ返事で全収穫量を僕に卸してくださいました。
間違いなく、Nさんの助けなくして僕のこの4年間は成り立っていません。
そんなNさんの育てた栗の樹たちが野放しになるのは・・・あまりにももったいない。(泣)
一度断ってはいるもののずっと心に引っかかっていました。
そして昨日。
Nさんに会って栗園の今後について聞くと、
「寂しいけどもうお終いやわ」と。
他の農家さんとか行政に当たったりしたのか質問すると、
「それはせん。あんたに頼んで断られたらもう諦めるつもりだった」と。。。
「Nさん、俺やりますね!」
って、答えちゃった。
(あっ、答えちゃった)って思ったけど、
33年の結晶をわずか4年の付き合いの僕に託してくれる思いに感動しちゃって。
散々助けてもらって、まだ何も恩返ししてないし。
これはやるしかない運命なんだと感じました。
何より、Nさんの安心した笑顔を見たら、
不安よりも何かこれが当然の使命のような気がしました。
とはいえ、一番望ましいのはNさんの体調がまた戻ってくれること。
だから、正式な農地借地契約はまだ結ばないことにしました。
もちろん今年の借地代は払いますが、
来年以降、もしNさんが現場復帰できたら即お返ししますよという条件。
とりあえず今年は、
“将来的な引き継ぎを見据えた一時預かり契約”といったところです。
さて、今年のスケジュールを1から練り直さねば。
まず剪定!
今の金山の栗園(1.5ヘクタール)の剪定はあと2日で終わります。
それから当目(4ヘクタール)の剪定に丸1ヶ月。
で、春の焼き栗販売と並行して、
新しい金山の栗園(80アール)の剪定を5月末までには終わらせたい。
5月に剪定なんてあまりにも遅すぎるけど、急なことなので仕方ない。
めちゃくちゃハードな1年になるけど、
やれるだけのことをやります!!!
km3921 at 23:01|Permalink│Comments(2)│