2005年09月
2005年09月30日
信頼される人とされない人
今朝、みのもんたが「人の話はまず素直に聞くこと。半信半疑で聞いたふりをしている人はいつまでたっても成長しない」とテレビで言ってた。まさに自分は後者の方だ。今日、この言葉がかなり身に染みた!
自分の欠点ってなかなか自覚できない。でも、今日ひとつハッキリと気付いた。正確に言うと、伸ちゃんが教えてくれた。・・・人に言われてやっと自覚できた。
その欠点とは、“勝手な思い込みだけで行動”してしまうこと。例えば機械の操作や作業の優先順位などがはっきり分からなくても、「この場合こうしておいた方がいいだろう」と勝手に判断して事を進めてしまう。同時に注意された時の言い訳までも考えて。
当然、何回か間違いを起こす!
それでも、怒られたり注意されなければ万事OKと思ってきた。怒られても心の中では自分は間違ってないはずだと正当化して。
これではいつまでたっても自分自身が成長しない。それどころか「あいつはもう信頼できない奴」になる一方だ。気付いたからには変えよう! 絶対に!
プライドも恥もかなぐりすてて、
分からない時、判断に迷う時は素直に聞く!
言いにくいことを優しく教えてくれた伸ちゃんに大感謝です! なかなか欠点を指摘してくれる人っていない。目が覚めた!
2005年09月29日
2005年09月26日
2005年09月25日
2005年09月24日
腐葉土のすさまじさ!
生きた土になるには長い年月が掛かる!
一面の草原に生えている草が、すべて枯れて土に変わるまで約1年掛かると聞きました。しかも造られる土の厚さは1mm程度だから、約30cmの生きた土ができるのに300年は掛かる。その間に風で表面の土が飛ばされたり、大雨に流されたりすると、とても300年どころの話しではなくなる。
でも、川原農産の栗山はその生きた腐葉土が30cmどころか相当深く積み重なっているようです。確かに歩いてみるとフワフワした感じがする。それもそのはず。機械や作業車は1度も入らず、手付かずの自然の山を人間の手だけで開墾した栗園だから。つまり、その山の歴史の分だけ腐葉土が積み重なってきた。栗山そのものが有機物といっても過言じゃないのでは? そう考えると、あれだけツヤのある栗が出来続けるのも納得!
金山の栗園は・・・有機物買って土作りしないと厳しいのかな? 安く、なるべく無料で手に入る堆肥なんて・・・ないか?
2005年09月23日
2005年09月22日
2005年09月21日
栗園
今、川原農産で管理している栗園は2箇所。ひとつは40年以上前におじいちゃんたちが山を削って開拓した2haの通称・栗山(徳成谷地)。もうひとつは、今年から遊休地となった金山地区1.5haの栗園を、川原農産が代わって管理することになったもの。
そして、僕は来年よりこの金山地区の栗園経営者になるべく1年間の研修をさせていただいてるわけです。ということで、金山の栗園に毎日ひとりで通っています。でも、明らかに栗山の実と比べてツヤがない。シワや虫食い、未熟の実も多い。だから、商品として高川栄泉堂様に送られるのはほとんど徳成谷地・栗山で採れたもの。・・・悔しい。
でも、敗因ははっきりしている。川原農産で金山の栗園を引き継いだのは今年春。つまり、晩秋から冬にかけての剪定が間に合わなかったのです。剪定ができないと日当たりが悪くなる。特に栗は日光で成熟していく生物だから。個人的には、あえて悪い見本を目の当たりにできて良かった。剪定、土作り、防除の大切さが身にしみて体験できたから。
絶対、来年以降はツヤツヤピカピカの栗でいっぱいにしてやる!
申し訳ないけど、今日、東京の友だちに送った差し入れは俺が拾った金山の栗。商品として出荷する最上級品とは言えないもの。年々リベンジ品を作っていくから、今年はこれで許して! もし、小さな穴や黒い斑点を見つけたら、虫食いor病気の可能性があるので捨ててください。その他、栗の扱いの参考に→栗の保存、調理法ほか
2005年09月20日
「違いの分かる男」を目指そ!
ピカピカでみずみずしくて鬼皮がパンパンに張った上質の能登栗。
対して、カサカサしてて鬼皮がしぼんだ商品規格外の栗。
毎日ひとりで栗拾いを続けてるうちに、規格外の栗ばかり落ちる場所や木があることに気付いた。これは木か土壌に問題があるはず! 拾うことが一番だけど、来年のために改善必要な場所、木をはっきりさせておこう。
栗は、落ちてから日数が経つとツヤとみずみずしさがなくなってくる。落ちた日こそ最高の“旬”の商品。だから、1個も拾い逃すまいと腰かがめて下ばかり見てた。明日から木や土の違いも気にしてみよ。俺には何も分からないと思うけど、何か違いを見つけたい。来年以降はいい実ばかりなる栗園に育てたいから!
2005年09月19日
ただいま勉強中!
クリの花言葉 → 真心・公平・豪華・満足 だって。
一貫性ねぇな〜。どれか当てはまればいいんだと思う。
ちなみに、「大きな栗の木の下で」はイギリス民謡だって。
それと、栗の栄養価について → ビタミンB1、ビタミンCがもっとも多く含まれる。栗のビタミンCは熱に強いので、加熱しても損失が少ないのが特徴。他にも、成長促進、美容に効果があるビタミンDや、カルシウム、カリウム、鉄分など。くりの渋皮(内側の薄い皮)に含まれているタンニンは抗酸化作用があり、ガンの予防に有効と言われてます。
俺はおやつ感覚でしか食べてなかったけど、結構な栄養食品だったんだよ! 早速、栗ごはん炊いた。いただきます!
2005年09月18日
2005年09月17日
太陽の力
京都外大西高校の1年生・本田投手。投球フォームを真似してみた。結構しっくりくる!
さて、昨日で栗園の草刈りケリついた。ので、今後は栗拾いの終わる15:30あたりから他現場へ移動。今日は約2週間ぶりに稲刈りの補助。ちょっとだけ4tトラックの運搬もした。6年ぶりの4t車。すっかり感覚を忘れてる。でかくて長くて緊張した。おかげで、その後の2t車が楽に感じた。
各現場へ作業機器、資材、収穫物を運搬するのも大事な仕事。トラックの扱いも早く上手くなりたいな。
あっ、そうだ。今日の栗情報。昨日から日差し強かったせいかな? 大きさ、ツヤともに惚れ惚れするような立派な栗がかなり採れた! 久々にうれしいぞ!
2005年09月16日
2005年09月15日
能登栗!
今日の能登栗収穫は4袋。午前、午後と2袋ずつ。落ちてる栗を全部持ち帰ってたら確実に10袋以上になる。半分以上は商品にできるレベルじゃないので、そのまま土に埋めるか捨ててきます。
川原農産でおばあちゃん、伸ちゃんが選別したモノこそ最高級の能登栗! サッと塩茹でしたものをいただいたけど、今まで食べた栗の中で一番ウマイ!! 採れたては甘さも格別だ。1個1個がバカでかいから、ボリューム感あるのもうれしい。早く自分で栗園管理できるようになって、もっと世に広めたい。そう思える味だ。
しかし、どうやったら自分の農園増やせるんだろ? そのために資金、資材費もかなり必要。そろそろアルバイト始めないと。ホントは専業農家でやっていきたい。でも、今の自分は未経験の研修生。残業すると人件費の負担を増やしてしまう。しばらくは兼業農家として、副業で収入を増やさねば!
2005年09月14日
全部が宝だったらいい・・・
さっき、家を出てすぐタヌキが車の前を横切った。北海道でも石川に来てからも初目撃。キツネは何度か見たけど。今朝は玄関のドアを開けたら、でっかいサギが家の庭に(びっくりしすぎて鳥肌立った)。栗園では毎日のようにヘビいるし。まさに野生動物と共存している町です。
さて、栗拾い(宝探し)も順調! 初日は袋半分(1袋いっぱいで30kgぐらいかな?)ぐらいだったけど、今日は3袋いっぱい。それでも半分ぐらいは選別時に商品規格外となってしまう。拾ってる時も見た目おかしかったり、ツヤがないものが目立つ。虫食いやしぼみがあるものは持ち帰りさえしないけど。こんなに落ちてるのにもったいなさすぎる
この冬以降は土づくり、剪定、防除などをしっかり勉強&実践する! 俺の愛情めちゃめちゃ注いで、木と一緒に成長する。そして、来年は自信を持って出せる商品をどんと増やしてやる!
2005年09月13日
2005年09月12日
2005年09月11日
ユーザー至上主義!!
栗の選別にはじめて立ち会った。
俺はひたすら拾ってくる&草刈り専門だったから。そしたら、3、4割ぐらい「商品にはできない」とはじかれてしまった。針で突いたような小さい虫食い穴や傷、完熟に達していない証となる色の薄さに皮のシワなどが発見されたためである。素人の俺にはよ〜く目を凝らさないと判らないほど厳正な選別。
その基準は「消費者の目線」です。今までの俺は売る側の目線寄りで、どうしても量を多く採りたくて基準が甘くなってた。でも、ココ川原農産の選別は徹底して「お客様が大満足できる食品であるか」にこだわっている。生産者としての自信とプライドを貫き通しているんです。
農家の経営は非常に厳しい現代。ここ数十年、農作物の価格はほとんど変わっていない。安い輸入物がどんどん入ってきて。でも、物価は跳ね上がった。つまり、農家の利益は年々減る一方。赤字、廃業農家も大幅に増えるばかり。少しでも金になるものを増やしたいのが正直なところだと思う。
それでも、ココ川原農産の姿勢は一環してユーザー目線! 俺はスタートがココで良かった。独立しても絶対にこの姿勢は引き継ぐ!
俺は、絶対に安全でおいしい物しか販売しません!
2005年09月10日
2005年09月09日
2005年09月08日
まぶしい!!
初めての栗拾い!
ずーっと楽しみにしてました。しかし、開始から10分以上たっても1個も見つけられない。マジで焦って、必死に地面をかきわけてみたけどダメ。視力が悪いから? ・・・いえ、どうやら違う品種ばかりを探してたんです。
今の時期落ちているのは早熟の“丹沢”という品種みたいで。伸ちゃんに教えてもらい、“丹沢”だけに絞って探せばいいことを初めて知りました。やっていくうちにイガの開き方、栗の取り出し方(足のつま先で押さえながら蹴り出すorほじくり出す)もだんだんコツをつかめてきた。
超楽しい! まさに宝探しです! 1個1個が自分たちの貴重な生活費だから当たり前なんだけど。栗の実は本当に宝のようにピカピカ!
これから1個も見逃さず、より早く。栗拾いの達人を目指そ!
2005年09月07日
はい、裁判官殿。私に間違いありません。
お休みをいただきました。台風の中、輪島の検察庁へ行くため。5月に北海道でスピード違反で捕まっちゃって。北海道で取調べ、愛知県で免停講習、石川で書類裁判。もう、おとなしく運転します。
せっかくなので、はじめて輪島観光ドライブしてきました。100円ショップ・ダイソーや大型ショッピングセンター・ワイプラザを見つけた。レンタルCD、DVDも隣接されたたし、これから何回か通うことになりそうだ! 千枚田(1004枚のミニ水田地帯)も見てきた。海岸沿いに田んぼというミスマッチは不思議な光景ですね。台風真っ只中だったので、写真撮ってすぐ車に戻ったけど。
それにしても、輪島は漁村、農村、城下町が同化してるような面白い街並みだ。また、ゆっくり探索してみよ!
2005年09月06日
瀬尾くん、みかりん。直太郎の子育て頑張れ〜!!
暴風域ちょっと逸れそう。頼むから農作物、圃場には何もしないでくれ。俺は何されてもいいから。
マジでそういう気分。1年の生活費がかかってるから当然なんだ。
話変わるけど、ひとり田んぼで土ならししてた時の出来事。小学生の男子に「こんにちは!」とハッキリ大きな声で挨拶された。なんでこんな田んぼ地帯に小学生!? って驚きつつも同じテンションで「こんにちは!」と返した。それだけなんだけど、すげぇ清々しい気分を味わった。見ず知らずの大人に小学生の方から挨拶してくるなんて愛知、東京では考えられないこと。立派だなぁ、よく教育されてるなぁと思わず感心してしまった。
テレビとかでも子どもが頑張ってる姿を見るとマジ感心してしまう。・・・そういう歳になってしまったというショックも多少アリ。友だちの子どもも何人か小学生だし。何年後か思春期以降からホントに苦労するんだろうな〜。まず思い通りには育たないし。教育放棄したくなること続々と起きて。
それでも逃げずに向き合い続けた親を見るとこれも感心、イヤ尊敬します。
ちなみに、俺の携帯の待受は東京の友だち、瀬尾くんとみかりんの赤ちゃん・直太郎(7月20日誕生)の写真。人様の子どもはめちゃくちゃ可愛い!
2005年09月05日
甘酸っぱさがクセになる“つがる”
はじめてのリンゴ収穫 俺の大好物! 台風直撃に備えて早めに摘み取りすることに。
今日採ってきたのはもっとも収穫の早い“つがる”という品種。三脚に登りながらひとつひとつ手で摘み取ります。俺は昔から高所作業が大好きで、今までで一番楽しい仕事でした。枝にぶら下がっている状態のリンゴを、その枝の上にクイッと裏返せば簡単に採れてしまうのです。だから、これは台風で振り回される前に摘み取るべきだと納得!
熟しているものほど本当に軽く採れ、ちょっと小さかったり、まだ青いものは数回ひねったりしないと採れません。そういう未熟状態のものは残してきました。しかし、台風で他の品種などと一緒に飛ばされたり落とされたりする可能性も。どうやら明後日直撃しそうだし。明日も摘み取っておきたいな! 栗も心配だ・・・。
2005年09月04日
繊細な生産者と適当な料理人
朝から大雨ってことで、川原農産ライスセンターで作業。
乾燥、籾摺り、選別が終わった玄米を袋詰めしました。乾燥機が5台、選別機は2台使用してます。早朝から夜遅くまでお父さん、お母さん、伸ちゃんたちが事細かく機械、そして米の状態をチェックし続けています。
だから、袋詰めする時の玄米は本当に美しい! もちろん、籾や小米などの異物は見当たらない。今まで当たり前に買ってた米だけど、それまでに生産農家さんが根気強く検査されている実態をはじめて目の当たりにしました。常に消費者目線を意識したプロの仕事!
そして、俺はその 川原農産のお米 を毎日いただいてます。従業員ということで特別ご厚意で。おばあちゃんにも採れたて野菜もらったり。
最高の特権!
ただ、俺の料理は生産者に申し訳ないぐらい大雑把! 2度と作れない適当なモノばかり作ってます。 意外とうまいけどね。